パイプラインPDCAKPIデータ管理マニュアル機能ガイド

AutoTube 担当者マニュアル

最終更新: 2026年5月13日 / 対象: 一般担当者

第1章: AutoTubeとは

システムの目的

AutoTubeは、YouTubeチャンネル運営代行を効率化するためのツールです。以下の業務をAIとデータ分析で支援します。

3層アーキテクチャ(担当者が知るべきこと)

AutoTubeは3つの層に分かれて動作しています。担当者が直接操作するのは第3層(作業PC)のみです。

何をするか担当者の操作
第1層: VPN PC YouTubeからデータを自動収集する専用PC。チャンネルごとに1台。 操作不要(自動で動いています)
第2層: サーバー 収集したデータを保存・管理するサーバー(http://143.189.213.57)。 操作不要(自動で動いています)
第3層: 作業PC ブラウザでAutoTubeの画面を開き、企画立案・台本作成・分析などを行う。 ここを操作します
なぜ分かれているのか

複数クライアントのチャンネルをYouTubeに「同一運営者」と認識されないようにするためです。YouTube APIへのアクセスはVPN PCが行い、作業PCからはYouTubeに一切接続しません。この仕組みにより、クライアント間のプライバシーが守られます。

担当者の役割

担当者は、割り当てられたチャンネルについて以下の業務を行います。

  1. ネタ出し -- ネタスタジオでキーワードリサーチと競合分析を行い、動画の企画候補を作成する
  2. 台本作成 -- パイプラインでAIに台本を生成させ、推敲エディタで仕上げる
  3. 投稿管理 -- PDCAダッシュボードのカレンダーで投稿スケジュールを管理する
  4. 分析・改善 -- KPIや動画分析の結果をもとに、次の企画に改善点を反映する
  5. 日次チェック -- チェックリストで毎日のルーティンタスクを完了させる

第2章: パイプライン(動画制作フロー)

★ 初期セットアップ(Gemini APIキー — 各担当者で必ず実施)

重要: 担当者ごとに自分のGemini APIキーを取得・設定してください

AutoTubeのAIリサーチ・分析機能はGoogle Gemini APIを使用します。APIキーごとにリクエスト上限(クォータ)が管理されるため、全員が同じキーを共有すると上限にすぐ達してしまいます。必ず各自で個別のキーを取得してください。

  1. Google AI Studioにアクセスhttps://aistudio.google.com/apikey を開きます(Googleアカウントでログイン)
  2. APIキーを作成 — 「Create API Key」(APIキーを作成)をクリック。プロジェクトは任意(デフォルトでOK)
  3. キーをコピー — 生成されたキー(AIza...で始まる文字列)をコピーします
  4. パイプラインで設定 — パイプラインのTOP画面 → チャンネル選択 → 「チャンネル設定」ボタン → 「API接続設定」セクション → Gemini API Key欄に貼り付けて保存
設定を確認する

ネタスタジオのリサーチタブで「接続テスト」ボタンをクリックすると、APIキーが正しく動作しているか確認できます。

画面右下のクォータバッジについて

パイプライン・ネタスタジオ・PDCAの各画面の右下に、Gemini APIの使用量バッジが表示されます。数字が赤くなったらその日の上限に近づいています。クリックするとモデル別の内訳が確認できます。日次カウントは太平洋時間の午前0時にリセットされます。

パイプラインとは

パイプラインは、動画の企画から台本完成までをステージごとに進める制作フローです。各ステージでAIが自動的に文章を生成し、最終的に完成稿が出力されます。

A0 テーマ入力 A1 リサーチ A2 構成案 A3 タイトル A4 台本 A5 推敲 B サムネイル C 投稿準備

各ステージの目的と操作方法

A0: テーマ入力

動画のテーマ(キーワード)を入力するステージです。ネタスタジオで採用したネタをここに入力するか、自分で新しいテーマを入力します。公開予定日もここで設定します(必須)。

A1: リサーチ

入力されたテーマについて、AIが関連情報をリサーチします。2段階で実行されます。

  1. 予備調査(Flash) -- 高速モデルで大まかな調査を行う
  2. 本調査(Pro) -- 予備調査の結果をもとに、詳細なリサーチを行う

サムネイル構造解析の結果がある場合、パターン情報が自動で注入されます。

A2: 構成案

リサーチ結果をもとに、動画の構成(概要文と本文の骨子)をAIが生成します。出力は「タイトル」「概要文」「本文」の3点です。

A3: タイトル案

構成案をもとに、クリック率を意識したタイトル候補をAIが生成します。

A4: 台本

構成案とタイトルを踏まえ、AIが完全な台本を生成します。出力は「タイトル」「概要文」「本文」の3点で、脚本のト書きは含まれません。

A5: 推敲

台本を推敲エディタで編集・仕上げるステージです。詳細は「推敲エディタの使い方」を参照してください。

B: サムネイル

サムネイル制作の参考情報を表示します。タイトルや構成に合わせたサムネイルを作成してください。

C: 投稿準備

完成した台本とサムネイルを確認し、投稿に必要な情報(タイトル、概要文、タグなど)を最終確認するステージです。

AIモデル選択

各ステージでは、使用するAIモデルを選択できます。

モデル特徴推奨用途
Gemini Flash 高速・低コスト 予備調査、下書き
Gemini Pro 高品質・バランス型 本調査、構成案、台本生成(標準)
Claude Opus 4.6 長文・論理的な文章に強い 台本生成、推敲
GPT-5 自然な日本語表現 台本生成、推敲
ヒント

迷ったらGemini Proがおすすめです。コストと品質のバランスが良く、ほとんどのステージで十分な結果が得られます。

一括実行と個別実行

一括実行

A0にテーマを入力した状態で「一括実行」ボタンを押すと、A1からA4まで自動的に順番に実行されます。A5(推敲)の手前で自動停止するので、推敲は手動で行ってください。

個別実行

各ステージの「実行」ボタンを個別に押して、1ステージずつ進めることもできます。前のステージの結果を確認してから次に進みたい場合に使います。

注意

一括実行中はページを閉じたり、他のページに遷移したりしないでください。API実行が中断されます。

推敲エディタの使い方

A5ステージで「推敲エディタを開く」をクリックすると、左右分割の推敲画面が開きます。

画面構成

AI再考機能

台本の一部を選択して「AI再考」を実行すると、3つのモデル(Gemini/Claude/GPT)が同時に代替案を生成します。

  1. 修正したい箇所をマウスで選択する
  2. 場面指定(5種類から選択)と修正の方向性を指定する
  3. 「AI再考」ボタンを押す
  4. 3つのモデルの提案が右ペインに表示される
  5. 採用したい提案の「採用」ボタンを押すと、左ペインの原稿に反映される

完成稿の提出

推敲が完了したら、「完成稿を提出」ボタンを押します。ト書き変換(ナレーション用のフォーマットに変換)も選択できます。

第3章: PDCAダッシュボード

PDCAダッシュボードは、チャンネルのパフォーマンスを確認し、改善サイクルを回すための画面です。画面上部のタブで各機能を切り替えます。

概況タブ

チャンネル全体のパフォーマンスを一目で把握できるタブです。

KPIカード

画面上部に7つのKPIカードが表示されます。各カードには現在値と前期比の変化率が表示されます。

KPI意味
総視聴回数選択期間中の合計視聴回数
総登録者数現在のチャンネル登録者数
平均CTRサムネイルが表示された回数に対するクリック率
平均視聴維持率動画をどのくらい最後まで見てもらえたかの割合
平均エンゲージメント率視聴者がどのくらい反応したかの割合
動画本数選択期間中に公開した動画の数
平均視聴回数1本あたりの平均視聴回数
エンゲージメント率の計算式

エンゲージメント率 = (高評価数 + コメント数) / 視聴回数 x 100

この数値が高いほど、視聴者が動画に対して積極的にリアクションしていることを意味します。一般的に2%以上であれば良好とされています。

期間別比較

画面上部のドロップダウンで期間(7日/30日/90日)を切り替えると、各KPIの値が期間に応じて変化します。前期間との比較で上昇/下降が矢印で表示されます。

月別推移グラフ

主要KPIの月別推移が折れ線グラフで表示されます。トレンドの把握に活用してください。

日次トレンド

直近の日次データがグラフで表示されます。投稿直後のパフォーマンス変動を確認するのに便利です。

近況タブ

自社チャンネルとライバルチャンネルの最近の動向を比較するタブです。

動画一覧

最近公開された動画がサムネイル付きの一覧で表示されます。各動画には以下の情報が付いています。

評価スコアの意味

スコア意味
A優秀 -- 全指標が基準値を上回っている
B良好 -- ほとんどの指標が基準値を満たしている
C改善余地あり -- 一部の指標が基準値を下回っている
D要改善 -- 多くの指標で基準値を下回っている

レーダーチャート

動画を選択すると、CTR・維持率・エンゲージメント率などの指標をレーダーチャートで視覚的に比較できます。

チャンネルフィルタ

画面上部のフィルタで、自社チャンネルのみ表示するか、ライバルチャンネルも含めて表示するかを切り替えられます。

チェックリストタブ

毎日のルーティンタスクを管理するタブです。

カレンダータブ

投稿スケジュールをカレンダー形式で管理するタブです。

動画分析タブ

自社チャンネルの動画を詳細に分析するタブです。

分析手順

1分析対象の動画を選択する

サムネイル付きの動画一覧から、分析したい動画をクリックして選択します。複数選択も可能です。

2分析指標を選ぶ

10種類の指標から、分析に使用する指標をチェックボックスで選択します(CTR、維持率、エンゲージメント率、視聴回数、高評価率、コメント率、登録者転換率、インプレッション数、平均視聴時間、外部流入率)。

3分析を実行する

「Gemini分析を実行」ボタンを押すと、選択した動画と指標に基づいてAIが詳細な分析レポートを生成します。

分析結果の見方

Gemini分析の結果には以下が含まれます。

ネタ出しタブ

パイプラインやネタスタジオで生成されたネタ候補を管理するタブです。

KPIタブ

進捗・KPIページへのリンクが表示されます。クリックすると進捗・KPIページ(別画面)に遷移します。詳細は第4章を参照してください。

第4章: 進捗・KPIページ

進捗・KPIページは、チャンネルのパフォーマンスを多角的に分析するための専用ページです。ナビバーの「進捗・KPI」からアクセスできます。

目標達成率レーダーチャート

ページ上部に、主要KPIの目標達成率がレーダーチャートで表示されます。各軸は目標値に対する達成率(%)を示しており、チャートが大きいほど目標に近づいていることを意味します。

3大ランキング

以下の3種類のランキングが表示されます。

ランキング内容
総合ランキングCTR・維持率・エンゲージメント率の総合スコアで順位づけ
競合ランキング同ジャンルのライバルチャンネルとの相対比較
対自ランキング自分の過去動画と比較した成長率で順位づけ

最強/最弱動画

最もパフォーマンスが良かった動画(最強)と、改善が必要な動画(最弱)がそれぞれ表示されます。

AI分析の実行方法

最強/最弱動画のカードをクリックすると、Gemini AIによる詳細分析が実行されます。

1動画カードをクリック

最強または最弱の動画カードをクリックします。

2AI分析結果を確認

AIがその動画のパフォーマンスを分析し、成功/失敗の要因と改善提案を表示します。

3次の企画に反映

分析結果を参考に、次の動画の企画やサムネイル、タイトルを改善しましょう。

KPI基準値テーブル(尺別)

動画の尺(長さ)ごとのKPI基準値が表形式で表示されます。自分の動画の数値をこの基準値と比較することで、どの指標に改善余地があるか判断できます。

指標確認のポイント
CTR同じ尺の基準値と比較し、低い場合はサムネイルやタイトルの改善を検討
視聴維持率基準値より低い場合は、動画の構成や冒頭の引きを見直す
エンゲージメント率基準値より低い場合は、CTA(アクション誘導)の強化を検討

目標と達成状況

チャンネルごとに設定された目標値と現在の達成状況が一覧表示されます。達成率が100%に近づくよう、毎月の振り返りで目標値を見直してください。

第5章: ネタスタジオ

ネタスタジオの目的

ネタスタジオは、AIを使ってYouTube動画の企画候補を効率的に生成するための専用ツールです。キーワードリサーチから競合分析、ネタ候補の自動生成までを一貫して行えます。

パイプラインとは独立した画面で、じっくりとネタ出しに集中できます。

キーワードリサーチ

チャンネルのジャンルに関連するキーワードをAIが調査し、視聴者が検索しそうなテーマ候補を提案します。

1ジャンルやテーマのキーワードを入力

例: 「筋トレ 初心者」「節約 一人暮らし」など。

2「リサーチ実行」を押す

AIが関連キーワードと検索トレンドを分析し、有望なテーマを提案します。

3結果を確認

提案されたキーワードの中から、動画にしたいものを選びましょう。

過去キーワード履歴

過去に使用したキーワードは自動的に蓄積されます。同じキーワードを入力すると重複警告が表示されるため、ネタ被りを防げます。

競合分析

ライバルチャンネルの最近の動画を分析し、どんなテーマが伸びているかをAIが解析します。

セキュリティに関する注意

競合分析はサーバーに蓄積済みのデータを使用します。作業PCからYouTubeに直接アクセスすることはありません。データの収集はVPN PCが自動的に行っています。

ネタ候補の生成と管理

キーワードリサーチと競合分析の結果をもとに、AIが具体的な動画企画(ネタ)を複数提案します。

PDCAへの自動反映

ネタスタジオで「採用」にしたネタは、PDCAダッシュボードの「ネタ出し」タブに自動的に反映されます。PDCAのネタ出しタブからパイプラインに取り込む(A0テーマに設定する)こともできます。

この流れにより、ネタ出しから台本完成までがシームレスにつながります。

ネタスタジオ PDCA ネタ出しタブ パイプライン A0 台本完成

第6章: 日常の運用フロー

毎日やること

毎週やること

毎月やること

第7章: トラブルシューティング

データが表示されない場合

症状原因の可能性対処法
KPIカードが全て0になっている VPN PCのデータ収集が停止している 責任者に報告してください。VPN PCの再起動が必要な場合があります。
特定のチャンネルだけデータがない そのチャンネルのcollectorが停止している 責任者に報告してください。
昨日のデータがまだ反映されていない データ収集は定期実行のため、タイミングによっては遅延がある 数時間待ってから再確認してください。翌日になっても反映されない場合は責任者に報告してください。
グラフが表示されない Chart.jsの読み込み失敗 ブラウザをリロード(F5)してください。それでも表示されない場合はCtrl+Shift+Rでキャッシュクリアリロードしてください。

サーバーに接続できない場合

症状原因の可能性対処法
「サーバーに接続できません」エラー サーバーがダウンしている、またはネットワーク不通
  1. 自分のPCがインターネットに接続されているか確認する
  2. ブラウザで http://143.189.213.57 にアクセスできるか確認する
  3. 上記がどちらもOKなら責任者に報告する
画面が真っ白になる file:/// プロトコルで開いている HTMLファイルを直接ダブルクリックで開くとサーバー通信ができません。必ず start_server.bat を実行してから localhost:8080 でアクセスしてください。
認証エラー(401/403) サーバートークンの期限切れまたは未設定 管理画面の設定タブでサーバーURLとトークンを再設定してください。不明な場合は責任者に確認してください。
重要: file:/// での起動は禁止

HTMLファイルを直接ブラウザにドラッグ&ドロップしたり、ダブルクリックで開くと file:/// プロトコルになり、サーバーとの通信が一切できません。必ず start_server.bat を実行してローカルサーバー経由(http://localhost:8080)で開いてください。

Gemini APIエラーの場合

エラーメッセージ原因対処法
API key not valid Gemini APIキーが無効または期限切れ パイプラインのチャンネル設定 → API接続設定でAPIキーを確認・再入力してください。キーはGoogle AI Studioで自分のアカウントで取得します。
429 / RESOURCE_EXHAUSTED APIの利用上限(クォータ)に達した 画面右下のクォータバッジを確認。RPM(1分あたり)制限の場合は数分待って再実行。RPD(日次)制限の場合は翌日にリセットされます。共有キーを使用している場合は、自分専用のキーを設定してください(第2章 初期セットアップ参照)。
SAFETY 関連のエラー AIのセーフティフィルタにかかった テーマやプロンプトの表現を変えて再実行してください。
レスポンスが空 AIが回答を生成できなかった テーマが抽象的すぎる可能性があります。より具体的なキーワードに変更して再実行してください。
ネットワークエラー Gemini APIサーバーへの接続失敗 インターネット接続を確認し、しばらく待ってから再実行してください。
困ったときは

上記の対処法で解決しない場合は、エラーメッセージのスクリーンショットを撮って責任者に共有してください。ブラウザの開発者ツール(F12キー → Consoleタブ)に表示される赤いエラーメッセージも一緒に共有すると、原因特定が早くなります。

第8章: OAuth認証の設定と再設定

この章の対象者

VPN PCの操作権限がある担当者向けです。OAuth認証はVPN PC上で1回だけ実行すれば、以降は自動的にCTR・維持率・収益等の非公開データが収集されます。

OAuthとは何か

YouTube Analytics API(CTR・維持率・収益等の非公開データ)にアクセスするために、Googleアカウントの許可が必要です。この許可プロセスを「OAuth認証」と呼びます。

データの種類取得方法OAuth必要
再生数・高評価・コメント数YouTube Data API(公開データ)不要
CTR・維持率・収益・インプレッションYouTube Analytics API(非公開データ)必要

OAuth認証が完了していないチャンネルは、PDCAダッシュボードや進捗KPIでCTR・維持率が「—」と表示されます。

OAuth状態の確認方法

PDCAダッシュボードの概況タブでCTR・維持率が「—」と表示されている場合、OAuthが未設定または無効です。責任者に確認すると、以下のいずれかの状態が伝えられます。

表示意味やること
authorized正常に認証済み何もしなくてOK
invalid_tokenトークンが無効下記「再設定手順」を実行
no_tokenトークン未保存下記「初回設定手順」を実行
noneOAuth未設定責任者に相談

事前準備(責任者と担当者で確認)

重要: 3つの条件が全て揃わないとAnalyticsデータは収集されません

以下の1〜3が全て完了していることを確認してください。1つでも欠けているとCTR・維持率は「—」のまま表示されます。

#条件確認方法未完了の場合
1 OAuth有効化(管理ダッシュボード) 管理ダッシュボード → 運営ch管理タブ → 対象チャンネルのOAuth設定が「有効」になっているか 責任者に依頼して管理ダッシュボードの運営ch管理タブでOAuthを有効化してもらう
2 client_secrets.json(VPN PC) VPN PCの C:\autotube\client_secrets.json が存在するか 責任者がGoogle Cloud Consoleで作成し、VPN PCに配置(下記の「client_secrets.jsonの準備」参照)
3 OAuth認証実行(VPN PC) 管理ダッシュボード → 担当者タブでOAuth状態が「authorized」になっているか 下記の「初回設定手順」を実行
client_secrets.json の準備(責任者作業)
  1. 対象チャンネルのGoogleアカウントで Google Cloud Console にアクセス
  2. プロジェクトを選択(なければ新規作成)
  3. 「認証情報を作成」→「OAuthクライアントID」→ アプリの種類「デスクトップアプリ」→ 作成
  4. 「JSONをダウンロード」→ ファイル名を client_secrets.json に変更
  5. VPN PCの C:\autotube\ フォルダに配置
  6. YouTube Analytics API を有効化: YouTube Analytics API → 「有効にする」
  7. OAuth同意画面 → テストユーザーに対象Googleアカウントのメールアドレスを追加
  8. 【重要】OAuth同意画面 → 「アプリを公開」ボタンをクリック(下記「恒久対策」参照)
恒久対策: GCPアプリの「本番公開」(必ず実施してください)

GCPアプリが「テスト」ステータスのままだと、refresh_tokenが7日で失効します。7日ごとにVPN PCで再認証が必要になり、担当者の負担が大きくなります。

本番」に変更すれば、refresh_tokenが無期限になり、手動再認証が不要になります。

手順:

  1. Google Cloud Console → OAuth同意画面 を開く
  2. 「公開ステータス」が「テスト」の場合 → 「アプリを公開」をクリック
  3. 確認画面で「確認」をクリック
  4. ステータスが「本番」に変わったことを確認

注意: 「内部」タイプなら審査不要で即公開。公開後も組織外ユーザーはアクセスできません。

公開後は古いtoken.jsonを削除して再認証してください(新しい無期限トークンが発行されます)。

詳細手順: OAuthトークン恒久対策ガイド

初回設定手順(VPN PCで実行)

重要: 必ず対象チャンネル専用のVPN PCで作業してください

別チャンネルのVPN PCから操作すると、YouTubeにチャンネル間の紐づけが検出されるリスクがあります。

  1. VPN PCに接続 — 対象チャンネル専用のVPN PCにリモートデスクトップで接続します
  2. コマンドプロンプトを開く — Windowsキー → 「cmd」と入力 → Enter
  3. フォルダに移動cd C:\autotube を入力してEnter
  4. 認証コマンドを実行python collector.py --auth を入力してEnter。ブラウザが自動的に開きます
  5. Googleアカウントでログイン — 対象チャンネルのYouTube Studioにアクセスできるアカウントでログイン
  6. 権限を許可 — 「YouTubeアカウントの管理」「YouTube Analyticsのデータの閲覧」「YouTube Analyticsの収益データの閲覧」を全て許可
  7. 完了確認 — コマンドプロンプトに「認証成功」と表示されたら完了。翌朝4時からCTR等が自動取得されます
「このアプリは確認されていません」と表示された場合

「詳細」→「安全でないページに移動」をクリックしてください。AutoTubeの内部ツール用の表示で安全です。

再設定手順(invalid_token の場合)

トークンが期限切れまたは無効になっています。上記の「初回設定手順」と全く同じ手順で再認証してください。

再認証が必要になる主な原因
Googleアカウントのパスワードを変更した
Googleアカウントのセキュリティ設定を変更した
Google Cloud Consoleでクライアントシークレットを再生成した
90日以上OAuth認証を使用していない
GCPアプリが「テスト」ステータスのまま(7日でトークン失効)
再認証が頻繁に必要になる場合

GCPアプリが「テスト」のままの可能性があります。上記の「恒久対策: GCPアプリの本番公開」を実施してください。本番公開すればrefresh_tokenが無期限になり、再認証は不要になります。

認証後の確認方法

  1. 翌朝4時以降に、PDCAダッシュボード → 概況タブでCTR・維持率の数値が表示されることを確認
  2. 進捗・KPIページで、KPI基準値テーブルの「自社現在値」にCTR・維持率が表示されることを確認
  3. それでも「—」のままの場合は責任者に報告してください
認証後もデータが表示されない場合

認証完了後、最初のデータ取得は翌朝4時の定期収集で行われます。即座には反映されません。翌日以降もCTR・維持率が「—」のままの場合は、責任者に報告してください。

AutoTube 担当者マニュアル v2.1 / サーバー: http://143.189.213.57

第9章: 作業別指南書

各種メンテナンス作業の詳細手順をまとめています。作業が発生した際に該当する指南書を参照してください。

指南書一覧

作業名対象者発生条件所要時間
GitHub PAT更新管理者デプロイ時に「git pull failed」が表示された場合約5分
VPN PC OAuth再認証担当者CTR/維持率/収益データが取得できなくなった場合約8分

GitHub PAT更新手順

⚠️ この作業が必要な場合: 管理者ダッシュボードの「デプロイ」ボタンを押した時にgit pull: failedと表示された場合

STEP 1: GitHubにログイン

ブラウザで https://github.com/login を開き、AutoTubeリポジトリのオーナーアカウントでログインします。

STEP 2: 新しいPATを発行

  1. ログインした状態で https://github.com/settings/tokens?type=beta を開きます
  2. 「Generate new token」 をクリック
  3. 以下を入力します:
    Token nameautotube-server-YYYY-MM(今月の年月)
    Expiration90 days を選択
    Repository accessOnly select repositoriesautotube を選択
  4. PermissionsContents: Read and write にチェック
  5. ページ下部の 「Generate token」 をクリック
  6. 表示されたトークン(github_pat_で始まる文字列)をコピー
    ⚠️ この画面を閉じるとトークンは二度と表示されません!

STEP 3: サーバーにPATを設定

PowerShellを開いて、以下をコピー&ペーストして実行します。
★「ここにPATを貼り付け」の部分だけ、STEP 2でコピーしたトークンに置き換えてください。

$pat = "ここにPATを貼り付け"
$body = @{github_pat=$pat; expires_at="2026-08-05"} | ConvertTo-Json
$headers = @{Authorization="Bearer b34b4c82-6d7c-469d-ab33-c1ff1abc78e7"; "Content-Type"="application/json"}
Invoke-RestMethod -Uri "http://143.189.213.57/api/rotate_pat" -Method POST -Headers $headers -Body $body

結果に ok: True と表示されれば成功です。

STEP 4: デプロイ実行

$headers = @{Authorization="Bearer b34b4c82-6d7c-469d-ab33-c1ff1abc78e7"; "Content-Type"="application/json"}
Invoke-RestMethod -Uri "http://143.189.213.57/api/deploy" -Method POST -Headers $headers -Body '{"force_restart":true}'

git pull: OK と表示されれば完了です。

VPN PC OAuth再認証手順

⚠️ この作業が必要な場合: PDCAダッシュボードでCTR・維持率・収益・IMPが表示されない場合

STEP 1: VPN PCにリモート接続

リモートデスクトップ等でVPN PCに接続します。VPN接続済みの状態で作業してください。

STEP 2: collectorサービスを一時停止

PowerShellを管理者権限で開いて実行:

C:\autotube\nssm.exe stop AutoTubeCollector

STEP 3: client_secrets.json の確認

Test-Path C:\autotube\client_secrets.json

True → STEP 4へ。

False → 以下の手順でclient_secrets.jsonを取得してください:

  1. ブラウザで https://console.cloud.google.com/apis/credentials を開く
  2. YouTubeチャンネルのGoogleアカウントでログイン
  3. 上部のプロジェクト選択で、AutoTube用のプロジェクトを選択
  4. 「OAuth 2.0 クライアント ID」の一覧から該当する行を見つける
  5. 行の右端にあるダウンロードボタン(↓アイコン)をクリック
  6. ダウンロードしたファイルを C:\autotube\ フォルダにコピー
  7. ファイル名を client_secrets.json に変更
⚠️ OAuth 2.0 クライアント IDが未作成の場合は管理者に連絡してください。

STEP 4: OAuth認証を実行

cd C:\autotube
python collector.py --auth
  1. ブラウザが自動で開きます
  2. YouTubeチャンネルのGoogleアカウントでログイン
  3. 「AutoTubeがアクセスをリクエストしています」→ 「許可」をクリック
  4. 「このウィンドウは閉じて構いません」と表示 → 閉じてOK
  5. PowerShellに [OAuth] 認証成功。token.json を保存しました。 と表示されれば成功

STEP 5: token.json の確認

認証が成功したか確認します。PowerShellで以下を実行:

# token.jsonが生成されたか確認
Test-Path C:utotube	oken.json

# ファイルサイズ確認(500バイト以上なら成功)
(Get-Item C:utotube	oken.json).Length

STEP 6: テスト収集

python collector.py --no-update

ログに以下が表示されればOAuth認証が有効です:

STEP 7: サービス再開

C:\autotube\nssm.exe start AutoTubeCollector

STEP 8: サーバーで確認

以下のURLを開いて、CTR・維持率・IMPが表示されることを確認:

http://143.189.213.57/api/live/pdca_dashboard_v2.html?token=137cbc70-3171-11f1-a65f-9c6b003587a2
トラブルシューティング
  • client_secrets.json が見つかりません → STEP 3をやり直し
  • redirect_uri_mismatch → Google Cloud Console → OAuth設定 → リダイレクトURIに http://localhost:8080/ を追加
  • VPN IP不一致を検出 → VPN接続を確認
  • トークンリフレッシュ失敗 → STEP 4をやり直し

第10章: 担当者の初期設定

対象者

新しくAutoTubeを使い始める全担当者。責任者から「サーバーURL」「担当者名」「PINコード」「担当チャンネル名」を受け取ってから開始してください。

STEP 1: ログイン

  1. ブラウザで http://143.189.213.57/api/live/youtube_pipeline_v2.html を開く
  2. サーバーURL: http://143.189.213.57 を入力(初回のみ)
  3. 担当者名: 責任者から伝えられた名前を入力
  4. PIN: 責任者から伝えられたPINコードを入力
  5. 「ログイン」→ パイプライン画面が表示されれば成功
ログインできない場合
  • 「担当者名が見つかりません」→ 責任者に担当者登録を依頼
  • 「PINが正しくありません」→ PINを確認
  • 「サーバーに接続できません」→ URLを確認(httpのみ、ポート番号不要)

STEP 2: Gemini APIキー設定

パイプライン(AI台本生成)にはGemini APIキーが必要です。担当者ごとに1つ取得してください。

  1. Googleアカウントで Google AI Studio にアクセス
  2. 「APIキーを作成」→ プロジェクト選択(なければ「新しいプロジェクトで作成」)
  3. 表示されたAPIキー(AIzaSy...)をコピー
  4. AutoTubeパイプライン画面 → 右上 ⚙ 設定 →「Gemini APIキー」にペースト →「保存」
無料枠について

1分あたり15回まで無料。通常の使い方では十分です。超えた場合は1分待つか、別アカウントで新キー作成。

STEP 3: 動作確認

パイプライン確認

  1. 「A0: キーワード」にテスト用キーワード(例: テスト)を入力
  2. 「A1 実行」→ 30秒〜1分待つ → AI企画案が表示されれば成功

PDCAダッシュボード確認

  1. ナビバー「PDCA」→ 概況タブが開く
  2. チャンネル名が表示されていることを確認
  3. 平均再生数・エンゲージ率が表示されていれば成功
  4. CTR・維持率が「—」→ OAuth認証完了後に表示されます(バグではありません)

完了チェックリスト

項目確認方法
ログインできるパイプライン画面が表示される
Gemini APIキー設定済みA1実行でAI企画案が生成される
担当チャンネル表示PDCA概況にチャンネル名が出る
PDCA 3タブ表示可能概況・動画分析・カレンダーが開ける

全項目チェック完了で初期設定終了。日常運用は第6章参照。

第11章: 新規チャンネル追加(責任者用)

対象者

管理者権限を持つ責任者のみ。新クライアントチャンネルの運営開始時にこの手順を実行。

作業全体像(合計 約45分)

STEP作業場所内容時間
1Google Cloud ConsoleAPIキー + OAuth + アプリ本番公開15分
2管理ダッシュボード担当者登録 + チャンネル登録5分
3VPN PCcollector配置 + VPN接続10分
4VPN PCOAuth認証実行5分
5管理ダッシュボード競合チャンネル登録5分
6各画面動作確認 + 担当者への情報伝達5分

STEP 1: Google Cloud Console設定

1-A: プロジェクト作成とAPI有効化

  1. チャンネルオーナーのGoogleアカウントで Google Cloud Console にアクセス
  2. 「プロジェクトを選択」→「新しいプロジェクト」→ 名前入力(例: AutoTube-ChName)→「作成」
  3. 「APIとサービス」→「ライブラリ」で以下3つを検索して「有効にする」:
    • YouTube Data API v3
    • YouTube Analytics API
    • YouTube Reporting API
  4. 「認証情報」→「認証情報を作成」→「APIキー」→ 表示されたキー(AIzaSy...)をコピー保管

1-B: OAuthクライアント作成

  1. 「認証情報を作成」→「OAuthクライアントID」
  2. 同意画面設定: ユーザータイプ「外部」or「内部」、アプリ名「AutoTube」、メール入力
  3. スコープ追加: yt-analytics.readonly, yt-analytics-monetary.readonly, youtube.readonly
  4. テストユーザーにチャンネルオーナーのメールを追加
  5. 「認証情報」→「OAuthクライアントID」→ 種類「デスクトップアプリ」→「作成」
  6. 「JSONをダウンロード」→ client_secrets.json に改名して保管

1-C: アプリを「本番公開」(必須)

この手順を省くとOAuth認証が7日で失効します
  1. 「OAuth同意画面」→ 公開ステータスが「テスト」→「アプリを公開」をクリック
  2. 確認画面で「確認」→ ステータスが「本番」に変わればOK

内部タイプなら審査不要。外部でも機密スコープなしなら審査不要。

STEP 2: 管理ダッシュボードで登録

2-A: 担当者登録(新担当者の場合)

  1. 管理ダッシュボード → admin tokenでログイン
  2. 「担当者」タブ →「+ 担当者追加」
  3. 担当者名 + PINコード(4桁以上) を入力 →「登録」

2-B: チャンネル登録

  1. 「運営ch管理」タブ → 該当担当者の「+ 追加」
  2. 入力項目:
    項目入力内容取得元
    チャンネルIDUC... 24文字YouTube Studio → 設定 → チャンネル
    チャンネル名表示名YouTubeチャンネルページ
    APIキーAIzaSy...STEP 1-A
    最大動画数50(推奨)チャンネル規模に応じて
    取得期間空欄(推奨)空=無制限
    client_secrets.jsonJSON中身を貼付STEP 1-Bのファイルをテキストエディタで開きコピー
  3. 「チャンネルを追加」→ OAuth設定が「有効」になっていることを確認

STEP 3: VPN PC設定

チャンネルごとに専用VPN PCが必要

同一PCで複数チャンネル運用はYouTubeに同一運営者と認識されるリスクあり。

  1. VPN PCにリモートデスクトップ接続
  2. VPN接続確認(NordVPN等の固定IPに接続済み)
  3. 管理ダッシュボード「VPN PC」タブ →「コレクターパッケージ(ZIP)」ダウンロード
  4. C:\autotube\ にZIP展開
  5. STEP 1-Bの client_secrets.jsonC:\autotube\ に配置
  6. setup.bat を管理者として実行(Python自動インストール)

STEP 4: OAuth認証

詳細: OAuth再認証手順書

  1. VPN PCでPowerShell管理者権限を開く
  2. cd C:\autotubepython collector.py --auth
  3. ブラウザ → チャンネルオーナーのGoogleアカウントでログイン → 「許可」
  4. 「認証 + データ収集完了」表示まで待つ → Ctrl+Cで停止
  5. collectorサービス再開: C:\autotube\nssm.exe start AutoTubeCollector
STEP 1-Cで本番公開済みなら、この認証は1回だけで永続有効です

STEP 5: 競合チャンネル登録

  1. 管理ダッシュボード →「運営ch管理」→ 該当チャンネルの「競合設定」
  2. 競合チャンネルURL or IDを入力 →「追加」
  3. 3〜10チャンネル推奨(多すぎるとAPI消費増)
  4. 次回collector実行時に自動収集開始

STEP 6: 動作確認(翌日以降)

  1. 管理ダッシュボード概況: 追加チャンネルの動画数 > 0
  2. PDCAダッシュボード概況: CTR・維持率・IMPが数値表示(翌日〜)
  3. 担当者に情報伝達: 担当者名 + PIN + サーバーURL + 第10章の案内

完了チェックリスト

項目
GCPプロジェクト作成 + 3API有効化
APIキー取得済み
OAuthクライアント作成 + client_secrets.jsonダウンロード
アプリを「本番」に公開済み
担当者登録済み
チャンネル登録済み(APIキー + client_secrets設定)
VPN PCにcollector + client_secrets.json配置
OAuth認証完了(「認証成功」表示確認)
collectorサービス起動
競合チャンネル登録(3〜10ch)
翌日: CTR/維持率/IMP表示確認
担当者に情報伝達済み